2014年4月7日

自然界からのシグナル

今起こっている激しい変化の様子を昨日絵を交えて文章にした後に、夫と温泉に行った。途中、山形まで足を伸ばして滝のある場所で休憩をとったが、滝を見ていると言葉が浮かんだ。

「今自分の内側でこんな風に滝が流れているから、それと響き合うようにして、こうして滝が目の前にあり、それを見ているのだ」

この場所に来る前に、既に私と滝が引き合っていたからこそ、現実として滝を見ることになったのだろう。

カラスの巣作りのことを書いた3日前、たまたま台所から外を見たら、こんな雲が出ていた。

ああ、これも無意識の部分で引き合っている。渦のことも水の流れのことも、昨日自分がアップした文章で書いていた。そこに渦と創造のことも書いたが、これはカラスの巣作り自体が創造の象徴である。

目に見えない力があり、それが、例えば自然界を通してシグナルを送ってくる。そのシグナルに気づく感性や感覚を養い育てていくことは、ラジオの電波をさら に正確にキャッチできるように、目盛りを微細に調節するようなもので、常に送られているシグナルに耳を傾け、歩み寄って行くようなものである。

すると、自ずと自分が宇宙の一部であること、宇宙は常に自分に語りかけていること、自分は周りのあらゆるものと関わり合い、繋がっていることを強く実感できるようになるだろう。

退屈で薄っぺらい時間はもはや消え去り、豊かさと驚異と変化に満ちた濃い瞬間が目の前に現れる。



2014年4月5日

押し出される〜!

えらいこっちゃ、えらいこっちゃ!一体どうなっているのー?!



アメリカから戻ってから、猛烈な勢いで物事が動いている。これまで幾度となく大きな変化のプロセスを経て来たが、そのたびに財布や運転免許証、クレジットカードを失くしたり、地が揺れたり波が押し寄せたりする夢を見た。



私にとって、貴重品を失くすというのは古いアイデンティティーから新しいものに変わる象徴であり、地震も波も変化の象徴なのである。こういったわかりやすい夢は、来たる変化を告げる強い味方となってくれている。



しかし、今回は夢ではなく、物理的に処理しきれないほど多くのことが同時に起こっている。それはまるで嵐が襲いかかり、そこらじゅうのものを根こそぎぶっち切って巻き上げていくような凄まじさで、私は破壊と混沌の渦の中へと放り出された。




その渦中にあって、それが猛烈であればあるほど、同時に同等の創造のエネルギーが沸き出ずる感覚を味わう。それはまさに破壊と創造を司る荒御霊の力であり、私は久々にこんな強烈なエネルギーを体験した。




冬の静止状態から一気に流れ始めたのは、春のエネルギーなのだろうか。火星の逆行も影響しているだろう。また、今回アメリカで作った環境エッセンスを飲んでいるのも一助となっているだろう。鏡のような湖面から溢れ出る水が川となって流れる箇所で作成したエッセンスの特性は、まさに今起こっているプロセスそのものである。







携帯電話会社も電話本体も、インターネットのプロバイダーも固定電話の回線も急遽一新することになり、夫も私もそれぞれ新しいクレジットカードと新しいデザインの名刺を作った。私は、住まいが狭いため今まで我慢をしていた自分のスペースがどうしても欲しくなり、机を買って創作スペースを確保した。それと同時に台所と居間の家具も追加したら、今度は溜まっていた物を捨てたくなり、私がバタバタと動き出すと夫も共振してか、突然片付けスイッチがオンになって洋服や古本の整理をし始め、ついには勢い増して、宿舎の古いトイレの便器を取り替えることにまで発展した。



ああトイレこそ、流れの象徴!引っ越して来て一年半で、この一連の一新の動き。これはもう立派なインフラ整備でもある(笑)。



そして、こういう混沌の渦の中でこそ、新しいアイデアや活力が沸き起こり、頭や身体の中をオーロラのように駆け巡るのである。







さて、この先に何が用意されているのだろうか。



まだまだ片付けは続く。私の中で、すっきりしたいという気持ちが強まっている。



昨日の朝、突然「取捨選択」という言葉が頭の中に入って来たが、まさに私は今これを突きつけられている。何にどのくらいエネルギーを使うかということをある程度決めることは、ビジョンを具体化させる上での方向付けにもなり、自分が積極的に関わって、流れを促すことにもなる。

雪解け水の流れ、芽吹きを今この私の中で感じ取っている。自分に必要なもの、不要なものを見極めてスペースを確保し、新しいものを迎え入れたい。






 




2014年4月4日

愛を運ぶカラス


私が住んでいる場所は仙台の中心街から歩いて25分ほどだが自然豊かで、近くの山には年中クマが出没し、川にはサケが遡上し、空にはトンビとカラスが行き交う。

台所の窓から見える木の中に、今年もカラスの夫婦が巣作りを始めた。毎日せっせと小枝や苔を運んでいる。私の住まいは4階建ての最上階なので、鳥や虫が窓のすぐそばを横切って行く瞬間その姿や横顔を捉えると、その生き物が人間のように目的や意志を持って動いているのが感じられ、鳥肌が立つほどゾクゾクする。

昨日、バルコニーのすぐそばを横切っていったカラスは、太陽の光に当てるためにバルコニーに出してあったクリスタルと指輪をチラッと見た。その鋭い視線に私はドキッとした。カラスの目と脳からは強烈なエネルギーが発せられており、圧倒されそうになった。そうだった、彼は巣作りの材料を探しているのだ。

外側からは直接見えない場所に夫婦で協力しながらせっせと巣を作り、夏至の頃にヒナがかえると、自分と同じくらいの大きさになるまで一生懸命エサを運んで育て上げる。子が巣立ちをしたら、今度は家族全員で移動して、子にエサの取り方を指導する。

私は今年も台所から双眼鏡で観察するのである。夫婦のあり方や家族のあり方を。

カラスが愛を運んでくる。



  4月4日 カラスのスピリットに捧ぐ


オルカス島でのエッセンス作り

春分の日に、カナダのバンクーバーとアメリカとの間に位置する海峡に浮かぶオルカス島の湖をハイキングで一周し、ここで久しぶりに環境エッセンスを作成した。環境エッセンスは、その場所の波動を水に転写して作る。

歩いていて直感でこの場所がいいなあと思って選んだのが、この湖から水が流れ出る場所だった。

太陽の黄経が0度になる日に、地にありながら空を映す場所で、湖と川の間、つまり静が動に変わる地点で作ることになるとは、なんと興味深いことだろう。

これからこのエッセンスを試し、そのメッセージに耳を傾けてみることにする。



ワシントン州オルカス島のマウンテンレイク



ノースウェストのスピリット

25歳のときに遊学するために初めて訪れ、結婚後の30歳から20年暮らしたパシフィックノースウェスト(太平洋西部)地域。ここに来てから私は魂の記憶のような深い夢を繰り返し見て、ここで人生の大きな転機を迎え、ここで自分の原始の力を取り戻した。

内側に意識を向け、ノースウェストのエネルギーを感じながら紙の上で指を動かしてみた。

何も考えずグルグルグルグルと爪で円を描き続けていたら、最後にそこから顔が立ち現れた。

シャッシャッシャッと勢いよく両手で何本もの斜めの線を描いていたら、そこから人物が現れた。

最初の顔は動物なのか人間なのか。これにそっくりな顔を、どこかで見たことがあるような気がする。2つめ絵の人物を見ていても、なにか懐かしいような感覚になる。

ノースウェスト。この大地も水も風も空も、今では質こそ違ってしまったが、大循環の中で太古からずっとここにあるもの。私はきっとあのとき、私自身を思い出す旅の出発点にするために、この地に来たのだろう。