2012年2月27日

米領ヴァージン諸島の旅 (はじめに)


結婚して20年目となる今年、全く関心のなかった地域の名前すら知らなかった島を訪れることになるとは、人生は本当に面白いものである。夫の先祖を辿るとスペインに行き着くようであるが、夫の母と、父方と母方の祖父母の代は皆カリブ海の島で育った。そして、夫と夫の父はニューヨークのマンハッタン島で生まれており、それも島なのである。

日本で育った私が夫と出会ってアメリカ大陸に渡り、20年経とうとしている今、突然浮かび上がった「島」という存在。この広い地球で、よりにもよって夫と出会い、結婚すること自体が不思議であるが、私も夫も夫の両親もそのまた両親も、島出身であることに気づいたときには、不思議を通り越した緻密な「計画」のようなものを感じずにはいられなかった。

元旦にシアトルの海でエッセンスを作った後あたりから、南の島が呼んでいる気配が強まり、新しいカレンダーを買おうと思ったときには、今まで絶対に選ばなかったサンゴと熱帯魚のカレンダーを選んでおり、PCのデスクトップのイメージを変えようとしたら、これまたごく自然に熱帯魚のものになっていた。

地理でも世界史でも何を学んだか、記憶がほとんどないカリブ海地域。3年前にプエルトリコに行ったが、今度はそことは違った環境の場所である。そこに今このときに行くのは、一体どういうことなのだろうか。海よりも山が好きで、山ばかり行っていたのに、急に海が接近してきた。

一体何が起こっているのだろうと思い、出発前になんとなくOSHOカードを引いてみようと思った。カードをシャッフルしていたら2枚がこぼれ落ち、唖然とした。




両方とも水のカードで受容と癒しを表している。


何が起こるのだろう。そのときは全くわからなかった。

しかし、結果的にはドンぴしゃりだった。海と島の自然の力は今まで体験したことのないほど大きく、その後帰ってから描いたタッチドローイングには海の世界が見事に反映し、一連の絵から、10年ほど前からのパズルのピースが繋がるような深遠な関連性が浮かび上がった。

ここからシリーズで美しい島の自然を紹介しながら、自分なりに消化するためにも、そのプロセスを少しずつシェアしていこうと思う。

0 件のコメント: