冬でも太陽の光がとても強く感じられる。事実、太陽は激しさを増している。そのエネルギーを体中に浴びるとき、思い出すことがある。
シアトルで畑の草抜きをしていたときのこと。突然、頭の中に ♪ぼ~くらはみんな~ い~きている~ いき~ているからうれしんだ~♪
と、「てのひらを太陽に」の歌が入ってきた。
びっくりして振り向くと、エンドウが嬉しそうに歌っているように感じられた。エンドウだけでなく、畑にあるほかのすべての野菜たち、ハチやチョウ、ブラックビートル、そよぐ風さえも歌っていた。
それは渦巻いて耳をつんざくほどの歌声となり、私を取り巻いた。
今度は下から呼ばれたかのように足元に視線を落とすと、私の目は土の中のバクテリアへと吸い込まれていった。まるで顕微鏡で拡大していくように、意識はバクテリアの存在を映し出す。それは、物理的な大きさではなく、命という尺度で測った大きさで認識された。
命には大きさや強さの違いなどない。あらゆるものが等しくそこにあり、等しく光り輝き、あらん限りの声で歌っている。
命の讃歌が畑中にこだまする。
あまりの強烈なエネルギーに、私はヘタヘタと土の上に座り込んでいた。とその瞬間、私はあらゆるものと一体になり、強烈な至福感が訪れた。次の瞬間、自分のハートから半透明の渦が太陽に向って広がり、溶けていった。
それは太陽に帰っていくような感覚でもあり、そのとき、太陽はもはや単なる太陽ではなかった。
凍りそうな冬の日の仙台。それでも太陽の光がまぶしい。これは真夏の光ではないかと思われるほどまぶしく感じる。
光にハートが弾む。ハートは、太陽は単に科学や数字で定義・理解され、測られるものではないことを知っている。
タッチドローイング 「Connecting with the Sun (太陽とつながる)」 |
「Solar Goddess (太陽の女神)」 |
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