2008年の7月に自分の中から込み上げてきたメッセージ。それは、これからの自分に対するものだった。
****
深い人間になりなさい
きれいなだけでは薄っぺらい
深い人間になりなさい
喜びだけではわからない
悲しみも知りなさい
苦しみも知りなさい
深い人間になりなさい
外側だけが光っているのではなく
内側から輝き出る人間になりなさい
山もあり谷もあり
光もあり影もある風景は
深みがあり味わいがある
そんな人間になりなさい
暗がりに慣れた目の方が
闇の中がよく見える
人の悲しみ、人の苦しみを理解できる人になりなさい
闇の中に気づかれないようにそっと入り
そこにうずくまっている人に
優しく差し伸べて
光の方へと導くことができる
癒やし手になりなさい
*****
そして今思う。
私はゆっくりと、自分の足で丘を登ってきている。
人の心に寄り添う道へと足を踏み入れれば、そこには眼下を見渡せる場所があり、光と影の織りなす世界が広がっていた。
深く美しい世界。
さらに上へと登っていくと、私が見ていた世界は透明の湖であったことに気づいた。
<写真: オレゴン州クレーター湖>
0 件のコメント:
コメントを投稿