25歳のときに遊学するために初めて訪れ、結婚後の30歳から20年暮らしたパシフィックノースウェスト(太平洋西部)地域。ここに来てから私は魂の記憶のような深い夢を繰り返し見て、ここで人生の大きな転機を迎え、ここで自分の原始の力を取り戻した。
内側に意識を向け、ノースウェストのエネルギーを感じながら紙の上で指を動かしてみた。
何も考えずグルグルグルグルと爪で円を描き続けていたら、最後にそこから顔が立ち現れた。
シャッシャッシャッと勢いよく両手で何本もの斜めの線を描いていたら、そこから人物が現れた。
最初の顔は動物なのか人間なのか。これにそっくりな顔を、どこかで見たことがあるような気がする。2つめ絵の人物を見ていても、なにか懐かしいような感覚になる。
ノースウェスト。この大地も水も風も空も、今では質こそ違ってしまったが、大循環の中で太古からずっとここにあるもの。私はきっとあのとき、私自身を思い出す旅の出発点にするために、この地に来たのだろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿