アメリカから戻ってから、猛烈な勢いで物事が動いている。これまで幾度となく大きな変化のプロセスを経て来たが、そのたびに財布や運転免許証、クレジットカードを失くしたり、地が揺れたり波が押し寄せたりする夢を見た。
私にとって、貴重品を失くすというのは古いアイデンティティーから新しいものに変わる象徴であり、地震も波も変化の象徴なのである。こういったわかりやすい夢は、来たる変化を告げる強い味方となってくれている。
しかし、今回は夢ではなく、物理的に処理しきれないほど多くのことが同時に起こっている。それはまるで嵐が襲いかかり、そこらじゅうのものを根こそぎぶっち切って巻き上げていくような凄まじさで、私は破壊と混沌の渦の中へと放り出された。
その渦中にあって、それが猛烈であればあるほど、同時に同等の創造のエネルギーが沸き出ずる感覚を味わう。それはまさに破壊と創造を司る荒御霊の力であり、私は久々にこんな強烈なエネルギーを体験した。
冬の静止状態から一気に流れ始めたのは、春のエネルギーなのだろうか。火星の逆行も影響しているだろう。また、今回アメリカで作った環境エッセンスを飲んでいるのも一助となっているだろう。鏡のような湖面から溢れ出る水が川となって流れる箇所で作成したエッセンスの特性は、まさに今起こっているプロセスそのものである。
携帯電話会社も電話本体も、インターネットのプロバイダーも固定電話の回線も急遽一新することになり、夫も私もそれぞれ新しいクレジットカードと新しいデザインの名刺を作った。私は、住まいが狭いため今まで我慢をしていた自分のスペースがどうしても欲しくなり、机を買って創作スペースを確保した。それと同時に台所と居間の家具も追加したら、今度は溜まっていた物を捨てたくなり、私がバタバタと動き出すと夫も共振してか、突然片付けスイッチがオンになって洋服や古本の整理をし始め、ついには勢い増して、宿舎の古いトイレの便器を取り替えることにまで発展した。
ああトイレこそ、流れの象徴!引っ越して来て一年半で、この一連の一新の動き。これはもう立派なインフラ整備でもある(笑)。
そして、こういう混沌の渦の中でこそ、新しいアイデアや活力が沸き起こり、頭や身体の中をオーロラのように駆け巡るのである。
さて、この先に何が用意されているのだろうか。
まだまだ片付けは続く。私の中で、すっきりしたいという気持ちが強まっている。
昨日の朝、突然「取捨選択」という言葉が頭の中に入って来たが、まさに私は今これを突きつけられている。何にどのくらいエネルギーを使うかということをある程度決めることは、ビジョンを具体化させる上での方向付けにもなり、自分が積極的に関わって、流れを促すことにもなる。
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