東北大の敷地内にある小道の大木の側面を見たら、そこに顔があった。自然の中でタッチドローイングをしようと思ってそこに行ったのだが、まさか顔に出会うとは・・・。
どうしても、大きく開いた口に目が釘付けになる。見ていると、そこから異次元の世界が手招きをしているように感じてならない。
そこに意識を合わせると何が起こるのだろうという好奇心があり、描き続けることで出来上がる連続したイメージがどのように展開するかにも興味があった。
以前私が描いたある絵について、シャーマンの女性の方から自分が太陽へのシャーマニックジャーニーを行ったときに見たビジョンと非常に似ているとコメントをいただいたことがある。その絵は、クリスタルボウルの音を聴きながら描いたものであった。
感情の層を超えると、より広大な意識の領域へと入って行くことは知っているが、ドローイングが他にどのような世界をもたらすのかを、自ら体験して深めたいと思っていたので、これは絶好のチャンスであった。
描いたものをここにシェアしたい。
最初の写真はその顔のある木。
まずは木全体を感じ取って描き、そこから気になる顔の部分へ意識を向けて描いていった。
さらに大きく開かれた口の中へと入って行く。ここは別の世界への入り口のように感じる。
入って行くと、木の精霊のような別の顔が現れ、私に言葉にできない世界を見せてくれた。
木の外へと出て、再び木と私が融合する。
もう言葉はいらない。私は神聖な静けさの中に広がり溶けていった。
再び木の前にいて、見上げる。私を招き入れてくれたこの木に感謝し、讃えたい。
叡智に耳を澄ます。
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