2008年6月9日

エッセンスのパワー (1)

以前にも日記で言及したが、私の双子の魂とも言える友人が、昨年アラスカでアラスカンエッセンスを学び、もうすぐ、公認エッセンスセラピストの資格がとれるところまで来ている。

資格の取得条件として、何人かにエッセンスを調合して結果を報告するプロジェクトを完了する必要があり、私もその中の一人として参加させてもらった。私自身ちょうど体調が優れず、人生の大きな転換期に来ていることを自覚していたので、これは格好のチャンスであった。

そもそもエッセンスとは何か。私の理解では、それは自然の中に存在する「エネルギーの特性」であり、それが形として表れたものが植物であったり動物であったり、月であったりする。逆に言えば、例えば、森林火災の跡地に一番早く姿を見せるファイヤーウィードと呼ばれる植物は、そのこと自体がエネルギーの特性であり、動物では、例えば、川のある場所に住んで木や泥を使ってダムや複雑な構造の巣を作り、かじり続けていないと伸びすぎてしまう歯を持つビーバーは、そのことすべてがエネルギーの特性である。

アラスカンエッセンスでは、花、鉱物、そして環境の3つを扱う。いずれもそのエッセンス(エネルギーの特性)を水に転写して波動水を作るが、この波動水は、人間の感情や精神における不調和な部分に作用し、バランスを回復させる上で役立つ。花は意識の内的変化を促す触媒となり、鉱物はそれを安定させ、環境は活性させるという働きがある。花や石といえばすぐに想像がつくが、「環境」とは、例えば満月であったり夏至であったり日食であったり、オーロラであったりする。その状態(環境)においてエネルギーと繋がることで、水への転写を行う。

冬は氷と長い夜に覆われ、夏はほとんど日が沈まない日が続くという非常に厳しい自然環境にあるアラスカ大陸。そこに存在する植物や鉱物、そして雄大で神秘に満ちた環境。アラスカンエッセンスをとるということは、それらのパワフルなエネルギーを体に取り入れることである。具体的には、エネルギーを転写した水を一定の滴数だけ口の中に入れる。

調合にあたって、まず必要な情報として、肉体、精神、魂の3つのレベルで自分の現在の状態を把握し、短期と長期の目標を立てる。それに合わせてエッセンスが選ばれる。そして、その後1サイクルの終了毎に振り返って気づいた変化や出来事を評価して、次回の目標を設定するというもの。私は昨年の11月から約半年の間、4回のサイクルにわたってエッセンスをとり続け、つい昨日プロジェクトを終えた。

このエッセンスのプロジェクトの総合的なことについては、後ほど書こうと思うが、第1回目は彼女がシアトルにいたので私の家で作ってもらい、2回目と3回目は彼女が横浜に拠点を置くことになったのでそこから遠隔で作ってもらい、4回目である最終回は私が横浜に赴いて作ってもらった。

実際に目の前で調合してもらうのを見るのは、横浜に行った時が2回目に当たるが、最初に私の家で調合してもらった時は、私はエッセンスのことをほとんど全く知らなかったので、何が起こっているのかわからなかった。しかし、最終回のときには、かなり落ち着いて全体を見ることができた。

実際、いくつも並ぶエッセンスのボトルのうちから適切なものを探して適量を入れるという作業は、驚くような形で行われた。そして後に、そのとき選ばれたエッセンスの正確さと意味の深さに、もっと驚くことになる。目に見えない波動の世界の奥深さを垣間見た思いであった。

<つづく>

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