今年の畑。200近い区画からなるオーガニック畑で野菜作りを始めて、今年で11年目になる。
土を耕し、種を蒔き、そこから収穫までは水遣り、草抜きを繰り返す。
かがみこんで草抜きをしていると、腰が痛くなる。土が爪の中に入るし、手は荒れる。肌は日に焼けてガサガサする。それでも楽しいから、毎年春から秋にかけて、こうして畑をしている。
水遣りは、遠くから重いホースを引っ張ってきて、土が水でドボドボになるくらいまでやる。それくらいやって丁度よい。それくらいやって、水がようやく土の中まで染み渡るのである。
しかし、それにはかなりの努力が必要で、雨の力には到底かなわない。植物は、人間と自然の力の違いを知っているかのように、雨の後はしっとりと満足げである。何と言っても、自然の雨の後の成長振りには目を見張る。畑にあっても、自然の力の偉大さを思い知らされるのである。
畑仕事は単純で純粋な肉体労働。デスクワークの世界とは180度違う。難しいことは何もない。植物がスーッとストレートなエネルギーを放ち、ここにいると余分な考えがどこかへ逃げてゆき、自分もスーッと畑の空間に溶け込んでいく。
ここは、生き物の活動の場。アブラムシもナメクジもたくさんいる。それでも、害虫駆除というのをせず、そのままにしておいても、元気のよい野菜はへこたれず育っている。それを見ていると、少々の虫食いなんてへっちゃらだと思うようになる。野菜を虫と分かち合うのも悪いものではない。
今日カメラを持って、畑に行った。
最初に向日葵に挨拶。
この2つの向日葵は、私の目には、夫婦が並んで遠くの風景を眺めているように見えて仕方がない(苦笑)。
この向日葵は、マントをひるがえして、こちらをジッと見ている大きな目玉の存在のよう。
この色や形、仕組みを創造した力は何を思ってこれを創ったのだろう。
矢車草の蜜の味はどんなだろう。
ハチの両足にくっ付いているのは、何だろう(ご存知の方は教えてください)。
今年は色んなかぼちゃを作っている。
スイートミート
バターカップ
そして、地中海品種のズッキーニ
最後に、本日の収穫!
左はレインボーチャード。その名の通り、茎の色が様々。蛍光のイエローやピンク、レッド、オレンジなど、自然のものとは思えない色もある。
収穫した後は、心が弾けるくらいに嬉しい。
自然よ、ありがとう。虫さん、ありがとう。
野菜ばんざぁ~い!!
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