2008年1月6日

無骨でいい

「畑のキュウリのようになりなさい」

これは、私の友人が、瞑想中に自分のガイドスピリットから初めて受け取ったメッセージである。2000年の春のことで、その後一緒に食事したときに私に話してくれた。彼女へのメッセージであったが、私の心に強烈な印象として残っており、この話をしてくれたということからも、これは彼女だけへのメッセージではないと感じた。

年頭にあたり何を書こうかと考えたときに、このメッセージがすぐに浮かんだため、彼女が話してくれたことに、私の感じたことを加えて書いてみたい。


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大地から水と養分を吸い上げ、さんさんと輝く太陽の光を浴びて、農薬も化学肥料も使わず自然の中で伸び伸びと育ったキュウリ。形は少々曲がっていても醜くても、味は天下一。

そんなキュウリのような人間になりなさい。

農薬や化学肥料で環境を整え、ハウスで栽培されたキュウリは、まっすぐでスラリと形は美しいが個性がなく、どこか弱々しい感じがする。味も淡白でどれもほぼ同じに見える。

自然のキュウリはそうではない。地面や障害物に当たれば、それをよけて成長するため、曲がったり一部だけ太くなったりする。形は完璧とは程遠いかもしれないが、味わい豊かで実に美味い。それに何てったって強さがある。

人間だってそう。少々鼻が低くても足が太くても、そんなうわべのことより中身が一番である。

無骨でいい、野暮ったくていい
ありのままの姿で伸び伸びと生きよ
太陽の光を浴びて上に向かって伸びよ
要領よくなくていい、スマートでなくていい

自然の中で育ったキュウリは色も濃く
口に入れた瞬間、豊かな風味が広がる
自分の個性を磨き、「味のある」人間になれ
自然の畑で育つキュウリのように

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